iPhone片手に香港・中国を飛び回れ!

iPhone、Macintosh、海外携帯電話をフル活用しながら香港・中国を飛び回る私nobuが送るレポートブログ。日本と外国を行き来しながら、どうやってiPhoneを有効に、かつ愉快に活用できるかを日々考えています。

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HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card を購入するには

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香港で無線インターネットをするのに欠かせない、データ通信に特化したSIMカード、HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card については、以前も何度かこちらで取り上げてきました。

・香港でiPhoneを使い倒す
・N82 x HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card

世間ではシルバーウイークとか呼ばれている九月連休の間に、仕事で香港に行ってきたのですが、これがまた結構久しぶりだったんですね。香港に着いてホテル にチェックインし、いつものようにiPhoneに上記のHSDPA~SIMを挿入して使おうと思ったら、なぜかSIMカードを認識しない。手持ちの2枚を 試したところ、2枚ともダメ。よくよく考えてみたら最後の残高チャージから結構時間が開いておりまして、もしやと思って、SMSに残っていたステータス メッセージを確認してみたところ、やっぱり有効期限が切れていました。

HSDPA~SIMでは、どれだけデータ通信を行っても 28HKD/1day で頭打ちになります。だいたい340円くらいですね。しかも、それに到達するまでは 2HKD/MB という実にリーズナブルなコストで利用できる物ですから、最初のチャージからヘタすると1回の旅行では使い切れないケースもままあります。使っていても頻 繁に再チャージの必要が無いために、ほったらかしになるケースがあるんですね。今回がまさにそれがゆえに失効してしまった失敗例でした。以後、気をつけま す・・・。

ちなみに、このHSDPA~SIMは、iPhoneはもちろんの事、USBモデムでも使う事ができるため、ホテルでネット接 続するときにも重宝します。私の滞在していたYMCAでは、接続料金が4時間で40HKDと少々高いため、モデムで接続する方がお得です。また、ときどき 友人宅にも泊まったりしますけど、こちらはそもそもネット接続環境がないため、このモデムは必須です。

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パッケージに記載されている料金詳細です。解説しますと、

◆香港内のデータ通信
・1MB毎に 2HKD(約24円)
・1日最高 28HKD(約340円)までしか加算されない
・また、1ヶ月最高 298HKD(約3,600円)までしか加算されない

◆国外ローミングのデータ通信
・1KB毎に 0.11HKD(約1.33円)
・こちらは上記の上限止まりは無し つまり、青天井

◆SMS(ショートメッセージ、つまり、番号メール)
・香港内で使用 1件ごとに 0.8HKD(約9.6円)
・香港外で使用 1件ごとに 3.0HKD(約36円)

◆香港内通話
・1分ごとに 0.3HKD(約3.6円)

◆有効期限
・初期化、および、残高チャージから180日

と、 ここまで書いてみて説明書を読んでみましたところ、どうやらIDD(国際電話)や、Wi-Fiスポットサービスも利用できるようです。以前はIDD通話は できなかったような気がしましたけど、改良されたのかな? Wi-Fiもありがたいですね。ショッピングモールなどでは3HKの接続ポイントがあったりす るので、こちらで利用するのもアリでしょう。

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これもパッケージに書いてありました。2011年の12月31日までにアクティベーション、つまり、使い始めて下さいね、とあります。

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さて、ようやく本題に入りますが、このSIMカード、実は香港内でも手に入れるのが結構困難だったりします。街中の3HKショップには、まず在庫がありません。こちらに よれば、3HKショップだけではなく、スーパーマーケットのParknShopや電気屋さんのFortress、また、ドラグストアのWatsonsでも 売っていますよ、とありますけど、こんなもん、嘘八百ですよ。TST、セントラルなどの店を聞いて回りましたが、通話用のSIMカードはあるけど、 HSDPA~は置いてない、というパターンばかりでした。

3hkショップも、モンコックの先達広場のすぐ前にある3HKショップや、ワンチャイの3HKショップで執拗に確認をしましたが(ちゃんと商品の画像まで見せて!)、ウチには無いよの一点張り。本当に香港で売っているのか、コレ?

ところが、実はあるところに行けば簡単に購入できてしまいます。それは、香港国際空港内、出発ロビーにある3HKの店。置いてあるのは知っていたんだけ ど、まさか手持ちのものが失効しているとは知らなかったので、香港に到着したときに購入しようとは思いつかず、結局帰るときに買ったのでした。次回来たと きに使うつもりです・・・。こちらの店では在庫も結構あったので、当面は大丈夫だと思います。

ちなみに、HSDPAの rechargeable SIM を売ってくれ、と店の人に言うと、高確率で残高チャージ用のバウチャーを出されます。いやいや、そうじゃなく、新規のSIMカードをくれ、new number だ! と伝えると、ああ、new number ね、と理解してもらえます。この点は注意が必要なので、ご購入の際にはお気を付け下さい。

もし、香港に行ったその日にこのカードを買って、すぐに使いたいという事であれば、購入したその場でお店の人にアクティベーション(初期化)をしてもらい ましょう。自分でもできますが、なるべく面倒くさい事はしたくないですからね。ちなみに、iPhoneでこのカードを使う人は、自分でアクティベーション をする際には注意が必要です。この点については、いずれまたレポートします。

SIMの初期化以降、iPhoneでの設定については、こちらもご参考にして下さい。

Nobu

Softbankのプリモバイル3G、すげぇ!

生まれて初めて、Softbankっていいな、って思いました。

今朝、ちょっとした経緯からSoftbankのプリモバイルについて調べる事になり、さっそく近所のSoftbankショップに聞いてみました。その内容とは、

「プリモバイルを、SIMカードだけで契約ができるか否か?!」

といったもの。電話機は持っているんだけど、プリペイドのSIMカードだけ買えないか、ということです。SoftbankのWEBサイトを見ますと、あたかも電話機とセットで購入する必要があるように見えますが・・・。

さて、何のためにこれが必要なのかと言いますと、海外に住んでいる人が日本で短期的に携帯電話を使いたい場合に便利だからです。

プリペイドなら月々の契約が必要無いため、(通話単価は高い物の)旅行者には最適です。しかも、日本で広く普及している3G回線方式は、海外でも取り入れられているために、海外製の携帯電話が、SIMカードを差し替えるだけで使える、とうのも大きなメリットです。

余談ですが、私がわざわざ高い金を払って香港製のiPhone3GSを購入したのも、このSIM差し替え機能をフル活用したいからです。日本製ですと、「SoftbankのSIMカードしかダメよ!」ってな感じにロックがかかっているんですね。


閑話休題。
そんなわけで近所のSoftbankショップに上記の事について問い合わせたところ、なんと、アッサリと 「SIMカードのみでも契約は可能です」 と答えが返って来るじゃありませんか! しかも驚いた事に、なんと発行にかかる費用は無料なんだそうです!

これは真相を確かめに行かねば! とばかりに早速ショップに出向いて契約を差し迫ったところ(ちょっと問題のある表現ですな)、何の問題もなく、無料で、プリペイドSIMカードをゲットできました。

早速、私の香港iPhone3GSにこのSIMカードをインサートしてみたところ、ちゃんと使えました。さすがにSIMカードには通話残高が全 く入っていないので、ショップで購入した3,000円のプリペイドカードを使って残高をチャージ。そして通話を試すと、ちゃんと使えます。うーん、すご い。

久しぶりに面白いネタを仕入れて上機嫌の私です。せっかくなので、備忘録ついでにメモをまとめておきましょう。

1.必要な物
運転免許証などの、自身と現住所が証明できる物。

2.費用
無料。ただし、残高チャージのためのプリペイドカードは別途購入する必要があります。ショップでも、コンビニでも売っています。

3.契約にかかる時間、手間
私の場合は15分ほどかかりました。なんでも、登録のための設定サーバとの通信があまりスムーズに行えなかったそうで、普段はどうなのかわかりません。書類を書いたりとかはありませんでした。ただ免許証を提示しただけ。とても便利です。

4.契約できる人
これは今回の課題にも関係してくるのですが、基本的に、日本に住所がある人でないと契約はできません。もっとも需要が多いと思われる外国人旅行 者はNG。うーん、ちょっとこれはアレですねぇ。このあたりは通常のポストペイド契約と条件は近いですね。日本の携帯電話契約はやっぱりちょっと不自由で す。

海外に住んでいる日本人の方であれば、実家の住所などを使って契約ができる「かもしれない」とのことなので、このあたりは直接聞いてもらうしかないですね。まあ、私の知り合いであれば私の物を使ってもらう事はできますが・・・。

最後に、私は香港iPhone3GSで動作確認を行っていますけど、当然ながら、日本で購入したiPhoneはこのようなことはできません。一 応、SIMロックを外す方法もありますけど、かなりテクニカルな話題になるので、ここでは触れない事にします。また、ショップに「海外製のiPhoneで すけど、使えますかね?」って聞くのもタブーです。なぜなら、建前上は、携帯電話などの通信装置は日本国内で認可を受けた物でないと使用が禁じられている からです。香港iPhone3GSもその点ではアウトです。ただ、多くの外国人旅行者の方がローミングで電話を使っている点を考えますと、事実上は制限無 しのような気もしますけどね。もちろん、ショップではこの方法は推奨されません。ショップで動作確認をする場合は、店員さんに見て見ぬふりをしてもらいま しょう。

Nobu

香港でiPhoneを使い倒す

香港へ旅行に行った際に、iPhoneを使いまくりたいといったシチュエーションがありますよね。少なくとも私はあります。大いにあります。特にGPS を用いた地図情報を駆使して、お気に入りのお店をくまなくチェックしたいときなんか、iPhoneがあると便利だなーと思ったりしますね。また、出先でブ ログやmixiなんかをチェックしたいときもあるので、常時ネット接続できる機器が手元にあるとすごく助かります。iPhoneの直感的なタッチスクリー ン操作は、地図操作を簡単快適に行えますし、ネットブラウジングもスムーズに行えてとても便利です。

今現在、日本でiPhoneを契約 している人は、「世界対応ケータイ」の機能を利用して、そのまま香港でも使うことができます。ただし、通話、通信はローミング、つまり、現地の通信キャリ アを一時的に借りることになるため、普段よりもかなり割高な通信料金が発生します。特に通信は、日本にいればデータ通信量などを気にする必要が全くないの ですが(契約時にデータ無制限プランに強制加入されるため)、ローミングを行うとデータ通信量に応じて通信料金が発生します。冗談じゃなく、本当に、あっ という間にものすごい金額になるんですよ。これじゃ安心してiPhoneを使えません。

それならば香港でiPhoneを契約するか。しかし、年に数度しか訪れない香港で月額いくらの契約をするのは、さすがに無理があります。使っていない時間の方が圧倒的に多いですし、それでいて使うときは一気に使いますからね。どうしたものでしょうか。

そこで登場するのが、香港版のiPhoneと、3HKのプリペイド支払いのデータ通信SIMカード。これがあれば、1日辺りわずかな利用料金で、香港内で のネット接続が無制限に使えるようになります。Google MapもYouTubeも、いつでもどこでも好きなだけ使うことができます。

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香港版iPhone。外見は日本版とほとんど変わりません。なお、この香港版iPhone、現在の所5,400HKD、日本円で7万円近くもします!  ・・・高いなぁ。それでもiPhoneが好きで好きで仕方がない人だったら乗り越えられない壁ではない、はず。日本に持って帰ってきてもDoCoMoでも 使えますしね。てゆうか、これがあればSoftbank版はいらないんじゃないかな・・・。

なお、この香港版iPhoneが購入できる 場所は、結構限られていたりします。Apple香港のWebサイトから購入もできるのですが、香港で発行されたクレジットカードが無いと決済できないの で、現地の知人を頼って購入するほかありません。ということで店舗で直接購入、ということになるのですが、これがまた売っている店が無い。大半の店ではシ バリ付き、いわゆるSIMロックのかかったものしかないんですよ。方々に電話をかけて、苦労して探し出したのがこちらの店。

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こちらではAppleのwebサイトと同じく、SIMロックフリーのモデルがその場で購入できます。ただし、在庫が切れている場合もあるようで、私が行っ たときも8GBのモデルは欠品となっていました。電話で予約を入れておいたら、次の日にはもう入庫していたようで、すぐに購入できました。

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3HKのHSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card(長ったらしい名前だこと)です。プリペイド式高速データ通信アクセスSIMカード、とでも言いましょうか、とにかく高速でデータ通信をするため のSIMカードです。写真はちょっと古いモデル。

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こちらが今のモデルかな。今月香港国際空港で、USBモデムとセットになったこれを買いました。このSIMカードは香港の街中にある3HKの ショップで購入することができるのですが、どうもあまり在庫が流通していないらしく、探すのに苦労している人が結構いるようです。香港空港の出発ロビーの フロアにもショップがありまして、こちらなら比較的在庫があるみたいです(旅行者に最適なSIMカードですからね)。このカードの詳しい情報はこちらのエ ントリをご覧下さい。

HutchisonのHSDPAプリペイド、HK$28/日定額に
HutchisonからHSDPAプリペイドSIMカード登場!必買!
※共にパーム飲茶blogより。

気になる通信料金ですが、1MB辺り2HKD(約26円)となっていまして、これが深夜0時までなら28HKDで頭打ちになります。つまり、それ以上はい くら通信しても追加料金が発生しないということ。これはオトクだー。360円程度で1日使い放題ですよ。ローミングしていたらちょっとネット接続しただけ で吹き飛んでしまいそうな金額です。

ちなみに、ローミングですと1MBあたり約2,000円(!)です。これが青天井でかかってくるからたまったもんじゃない。YouTube1本見るだけでロードショーが観に行けちゃいます。

さて、無事iPhoneとSIMカードを手に入れたら、あとはサクッと設定して使っちゃいましょう。設定の手順としましては以下の通り。なお、iPhoneのアクティベーション(初期登録)は済んでいるものとします。頼めばショップでやってもらえますよ。

1.iPhoneのソフトウエアを最新の物にする。 ※超重要!
2.APNを設定する。
3.できあがり。

簡単ッ! これだけでいいんです。なお、iPhoneソフトウエアを最新の物にしないと、次のステップで必要となるAPNの設定項目が出現しません。iPhoneを購入したらすぐに持って帰ってパソコンにつなぎ、アップデートをしましょう。

APNの設定方法についてもう少し詳しく解説します。まずは、「設定」をタップして、「一般」から「ネットワーク」を選択して下さい。

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こちらの画面です。「パケット通信」という項目が出ていますが、これがソフトウエアのアップデートを行わないと出てこないんです。で、これをタップします。

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このようにAPNを設定して下さい。これでめでたくiPhoneでデータ通信SIMカードが使えるようになります。なお、日本に持って帰ってきたときに、 例えばDoCoMoでこれを使用したいというときには、ここのAPNをドコモ用の物に変更します。通常日本のキャリアはAPNを公開していないんですけれ ども、そこはネット文化の恩恵を享受するといたしまして、これを入手することが可能となります。この件については、改めて別のエントリで書きたいと思って います。

いかがでしたでしょうか。初期投資はかかりますけど、むしろ月額で支払うのが気持ち悪い、といった方には好都合な選択肢の一つ として考えていただいてもいいのではないでしょうか。香港に出発する前に行きたい店、スポットなんかをWEBで調べておき、iPhoneの「連絡先」アプ リにたっぷり詰め込んでおけば、現地でスムーズに各所を回ることができます。また、その場でブログのアップなんかもできるのも面白いですね。使い方は無限 に広がっていくでしょう。

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nobu

タカハシです。
主に香港、中国華南向けの貿易業を営みつつ、キャラクターグッズの企画生産を業務の柱としています。趣味はiPhoneと香港旅行案内。

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