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土曜日は展示会に行ってきました。実は今回の訪泰はこれが目的だったんです。

BIG+BIH April


タイではどんな製品が手にはいるのか、タイの得意な分野は何か、ということを調査するのと、可能ならば製品調達の筋道をつけることができれば、 まずは成功。とにかく、初めてのタイ/バンコクだったので、いろいろと新鮮なオドロキに満ちていました。出店される商品の分野はギフト用品や雑貨、それに 家具などで、一般消費者にも馴染みのあるものばかりです。全6日間の日程で開催されていまして、私が行ったのが最終日の前日。ところで、朝一番に会場に 行ったら、なぜかやたらと日本人女性がロビーにいるんですよ。ロビーのスタバで時間をつぶしていると、次から次へと日本人女性のグループがやってくる。少 なくとも、このときのスタバは日本人女性率が5割を超えていました。一体何故そんなに多くの日本人女性が展示会に来るのか? ものすごーく気になりますよ ね。展示会では女性向けの、何かとてもスゴいものが出品されていて、彼女らは日本から来たスゴ腕バイヤーの人達ばかりなんじゃないかと、ちょっとビビりな がら開場時間を待っていました。

10時に開場、と同時に、ロビーに来ていた大勢の人、もちろん日本人女性達も、一斉に会場のホールへとなだれ込んでいきます。あれ? みんなバ イヤー登録はしないの? まさか全員がリピーターという訳じゃなさそうなので、どうやら登録無しに入れるらしいです。そして私もホールに入ってみる と・・・

開場に入ってみて、全ての謎が解けました。

この展示会、最初の4日間は通常通りビジネス客向けの商談会なのですが、後の2日間は、一般客向けに解放され、しかも展示物を即日販売するイベ ントに変わっちゃうらしいんですよ! 一般消費財がメインの展示会なので、雑貨や食器、アパレル製品まで、いろんなものが数多く揃い、しかもお値打ちで購 入できるため、コレを目当てとした人が大勢訪れてきたというわけなんですね。道理でカゴ付きトロリーを持った人が多いわけだ。

もちろん、通常の商談も可能です。私は、日本人の女性達が数多く訪れているブースを重点的にチェックして、商談を行ってきました。やみくもにブースを回るよりも、効率的に良い商品に出会えるんじゃないかという目論みです。

あるブースで、話をしてくれた女性(ものすごく英語が堪能)に「なんでこんなに日本人の女の人が多いんだろうね?」って聞いてみますと、彼女た ちはここバンコクで住んでいる人達なんだそうです。この展示会は年に2回開催されていて、その度に彼女たちのようなバンコク在住者が、何かお得なものは無 いかと大挙して訪れるんですって。いやほんと、ここは週末のファニチャードームかと錯覚するくらい、日本人率が高かった。そして、日本人男性は皆無だっ た!

そんな感じで展示会を満喫しまして、ロビーに出るとそこで足つぼマッサージのコーナーがあったんですね。展示会って、ずっと歩きっぱなしになる から足が結構へばるんですよ。そこへ来て足つぼマッサージとあったら、これは利用しない手はない。そこにはマッサージ用の、ゆったり座れる椅子が20脚く らいずらりと並んでいて、マッサージ師もたくさん待機していました。さすがタイ、って感じですね。日本でもこういうサービスがあればいいのに。あ、でも、 コスト的に合わないかも。今回は30分(実質40分くらい)のコースを選んだんですけど、150バーツだったから、500円もしませんね。超お値打ちで す。こりゃあクセになるわい。

その後はフードコートで食事をし、展示会場を後にすることにしました。前から乗ってみたかった、チャオプラヤー川(あってるかな?)を下るボートに乗るため、ボート乗り場までタクシーで行こうとおもい、インフォメーションのお姉さんにタイ語で

「船着き場まで乗せてください」

と書いたメモをもらいました。で、タクシーに乗ってそれらしい所に行ったんですが、どうやってボートに乗ったらいいのか全然わからない。料金所っ ぽいところも見あたらない。船の上か、降りたところで払うのかな? 例によってずっと観察していたのですが、さっぱりわかりません。ええい、ままよ、とば かりにボートに飛び乗ってみると、なんと川の向こう岸に渡っただけで降ろされてしまった。ここでとりあえず料金を払うみたいで、おろおろとしている外国人 を見かねた現地の人が、3バーツだよ、と教えてくれました。ありがとう(合掌)。

とりあえずボート初体験は済ませたものの、これじゃあただの矢切の渡しですよ。私は川下りがしたいんです。あなたとは違うんです!

料金所のオバサンに地図を見せ、ここまで行きたいんだけど、どうやって行くの? ってきいてみると、今度は別のボートに乗れと教えてくれました。そいつは15バーツです。やったぁ、いよいよ川下りだよ、楽しいなぁ!

水上から見るタイの風景もまた格別です。どこかの親子が船着き場で泳いでいました。ああ、のどかな風景だなぁ。なんて思っていると、5分くらいで次の船着き場に着き、なんとそこで降ろされてしまったのです! え? 違うよ、全然違うよ。俺は川下りがしたいんだ!

などとのたまっても全然ラチが開かず、仕方がないので船を降りることに。船着き場を出るとそこには大勢の地元の方々でにぎわっていまして、 ちょっとしたお祭りみたいな感じになっていました。屋台もいくつかあり、お坊さんが何かやっていたり、かと思えば携帯電話のプロモーションもやっていた り。なんといいますか、ありふれた週末の賑わい、といったところでしょうか。ほのぼのしますな。

などとのんびりもしていられない。どうにかして川下りを慣行せねば。そして街まで戻らなければ!

とはいえ言葉も通じず場所もわからず。ホテルで市内観光マップのようなものをもらったんですけど、いかんせんここは「市内」からかなり離れてお りまして、場所はおろか方角すらもわからない。唯一の手がかりはバンコクの空港で買ったプリペイドSIMを入れてあるN82でGoogle Map をチェックすることなんですけど、仮に場所がわかったところでどうやって目的地へ行ったらよいのかすらわからない。余談ですけど、タイのプリペイドSIM は3Gでは無く、GPRSでつながるみたい。しかもデータ従量課金じゃなく、使用時間で課金されるんですよ。なんだ3Gじゃないよかよ、ケッ! とあなど るなかれ、これが意外と使えます。N82でGoogle Map を使う分には全くストレスを感じません。便利です。余談でした。

とにかく何でもいいから船に乗ろう、と思って目につく船着き場(なぜか同じ場所に密集している)で船に乗るも、結局向こう岸に行って終了、とい うパターンを繰り返しました。気温は常に36℃を越しております。汗がどんどん吹き出してきます。意識ももうろうとしてきました。こりゃイカンと思って、 ダメモトで船着き場の人に聞いてみると、意外と英語が伝わったりしました。こりゃすげぇ。ホテルでもらった地図を見せて、川下りでここまで行きたいのよ、 てなことを伝えましたら、何やらメモをくれました。まずはここまで行けとのことでしょうか。とにかくありがたかったので、サンキュー、合掌、で礼を伝えま して、タクシーを拾いました。いや、最初はトゥクトゥクっていう三輪車の兄ちゃんに聞いたんですけど(ぼられるのは覚悟の上)、何やら大騒ぎをしだしまし て、タクシーで行けよ、みたいなことになったので、タクシーで行くことになったんですね。

なんだ、結構離れた場所にあるのか、と思ってタクシーに乗ってみると、なんだかずいぶんと遠くまで行きそうな勢いです。30分くらい乗ったか な。さすがにこりゃおかしいと思って、N82のGoogle Mapで現在地を確認すると(便利ですねぇ)、なんと、このタクシーは市街地を目指してまっすぐ移動しているっぽいんです。そうか、どうやら船着き場に行 くんじゃなく、私が船で行きたかった最終目的地まで、タクシーが運んでくれているんだ。ああ、道理で何度も行き先を確認されたわけだ。それだったら、展示 会場から出ているシャトルバスに乗った方がよかったよー。トホホー。

とはいえ、異国の地で迷子になるなんて滅多にない体験です。コレでまた一つ日記に書くネタができたと思えば、まあヨシとしましょう。次回来るときはちゃんと地図を持って来よう・・・。

結局、その目的地へ行くのはやめて、ホテルまで直接送ってもらうことにしました。1時間くらい乗っていたんですけど(途中すごい渋滞)、なんだかんだで400円くらいしかかからなかったから、まあいいか。

ホテルに戻ったのが午後4時くらい。あまりに暑かったのでホテルのプールで暗くなるまで泳いでいました。ちなみにこのホテル、日本だとビジネス ホテルと同等の値段ですが、紛う事なき五つ星の極上ホテルです。プールも4Fの屋上にあり、すんごくリッチな気分になれます。それでもバンコクは度々デモ などの混乱があるので、こうしたホテルも値段を上げ辛いんでしょうな。

夜はまた例の夜市に行って現地メシを堪能。その後は部屋に戻り、疲れたのでさっさと寝ましたとさ。

Nobu