いやはや、中国は驚きの連続ですよ。

昨夜はシンセンから杭州に移動して1泊し、今日一日かけて工場にて生産のチェックを行ってきました。杭州は寒かった! ホテルも車内も暖房が 入っていて、外に出ると吐く息が白くなります。工場内は暖房が効いていないため、工員の皆さんはそれぞれ着込んで作業に勤しんでいます。しかし3月でこれ だから真冬のシーズンはもっとキツいだろうな。でもその頃は旧正月で休みなんですけどね。

一通り仕事を終えて、車で上海に移動。そこから飛行機でシンセンに戻ってきました。明日はこちらで打ち合わせがあるので、付近のホテルで1泊です。

しかしまあ、シンセンは対照的に暖かいんですよ。ホテルも車内も冷房が入っていて、じっとしていると汗ばんできます。さすが、中国は広いね。

そうそう、上海からは上海航空にて移動したのですが、ここでちょっとしたハプニングに遭遇しました。この便は搭乗ゲートからバスに乗り換えて飛 行機のすぐそばまで移動し、タラップで機内に乗り込むというクラシカルなスタイルだったんです。通常ですと搭乗ゲートで搭乗券から搭乗者控えの半券をち ぎって渡してくれるんですけど、この場合はタラップの前に係員がいて、手作業で半券もぎりをしていたんですね。そこでコトは起きたんです。

小さな飛行機とはいえ、移動バスから降りた乗客が一斉にタラップに集中するため、チケットもぎりの係員はかなり忙しくなります。私の番になってチケットを彼に手渡して半券を受け取ろうとしたのですが・・・

なんと、係員は半券の反対側をもぎってしまったのです。

通常ならミシン目にそって半券をもぎるのですが、その反対側、ミシン目もなにもないところを「ちぎって」渡すんですよ! 無体な姿になったチ ケットを手渡されて唖然とする私に追い打ちをかけたのが、いざ座席に座ろうとした際に座席番号を確認しようとしたときに、なんと、もぎりとられた箇所に座 席番号が記載されていたために、どこに座っていいのかわからなくなっちゃったんですよ! なんてこったい!

いや、もう、びっくりしましたね。キャビンアテンダントのお姉さんに事情を話し(笑われました)、仕方がないので皆さんが着席したら空いた席に 座って下さい、ということになって、しばらく通路脇で立って待っていたんですよ。そしたらなんと、他のほとんどの乗客が、私と同じように無茶なもぎりかた をされたチケットを手にして搭乗して来るじゃありませんか。しかしながらこの人達は、それを全く意に介することなく、思い思いの場所に座っていきました。 うーむ、これまた、さすが中国、ですな。

結局ヘタレの私は最後に余った席に座ることになったのでした。

Nobu