先週より香港、中国へ出張に行ってきました。飛行機はもちろんキャセイです。
特に香港人の方の間でよく知られているのですが、とにかくキャセイはマイルが貯まらない。会員ステータスもなかなか上がらない&維持しづらい。しかもキャセイは香港が本拠地ですから、日本人である私にとっては”陸マイル稼ぎ”が極めて不利、と逆境だらけで何も良いことが無いようにも思えますよね。
事実、いっそここらでJALマイルに変えようかしら、と思ったこともありました。私の友人にJALのヘビーユーザがいるのですが、特に去年は異常とも思えるJALマイルの大盤振る舞いにウハウハしているのを目の当たりにして、正直かなり羨ましかった。現在は名古屋ー香港路線はCXしかなく(台北経由のCIは除く)、しかもそれらは全てJALとの共同運行なのです。じゃあ別にJALでいいじゃん。陸マイルもバンバン貯まるぜ〜、と思っても不思議ではない。ちなみに全日空は香港行き路線がないので対象外。
でも私はあえてキャセイを選びます。理由もちゃんとあるのです。
理由その1.香港での待遇
私は仕事柄、香港を拠点として中国、アジア各国へ移動する機会が多いです。なので大抵香港国際空港を利用します。香港では街中の空港特急駅でチェックインができるようになっていて、空港内のチェックインカウンターと同等のサービスを受けることができます。当然ながらキャセイのカウンターが一番充実しており、営業時間も深夜まで対応が可能となっています。
キャセイは香港のフラッグシップキャリアとあって、香港内でのカスタマーサービスにもかなり力を入れています。私は過去、幾度も彼らに助けられました。例えば、
・すでにチェックインしている飛行機を乗り過ごし、九龍駅のカウンターで新規航空券の手配を行った。しかも深夜。
・通常では機内持ち込みのできないサイズの荷物を、機内持ち込みができるようにその場で確認&手配をしてもらった。
・香港->台北、台北->名古屋、の2種類の航空券、片方は特典航空券でもう片方は台湾発券の12ヶ月オープン、のようなややこしい組み合わせの航空券を一括でチェックイン処理し、荷物は最終目的地まで届くように手配してもらった(ちなみに名古屋のCXカウンターでは断られた)。
仮にこれがJALだったとしたら、そもそも深夜まで街中のカウンターに職員が待機していないです。面倒なアレンジも、現地だから素早く確実に対応できた、と思っております。日本のカスタマーサービスへ電話して確認して、なんて言われても、困っちゃうケースだってありますよね。やっぱり直接対応してもらえるのはありがたい。
理由その2.マイル、登場回数が稼ぎやすい
先に「キャセイはマイルがたまりにくい」と書いていしまいましたが、実は半分本当で半分はウソでした。陸マイルは貯めにくいです。これは本当。ポイントは、実搭乗でカウントされるマイル、搭乗回数はJALより貯めやすいということです。キャセイはディスカウント価格の航空券でも、100%実搭乗マイル&回数がカウントされるのです。JALだと50%です。これが何に効いてくるかというと、マイレージプログラムの会員ステータスを上げるのに役立つのです。
キャセイのマイル会員ステータスはシルバー、ゴールド、ダイヤモンドの順にランクが上がっていくのですが、これらはすべて実搭乗マイルもしくは回数のみ評価対象となるのです。つまり、クレジットカードなどで稼ぐ「陸マイル」は評価対象外、なのです。
マイル会員のステータスが上がると、いろいろと特典があります。分かりやすいのがラウンジの利用資格。しかしそれより強力なのが、ビジネスクラスへのアップグレードに適用されやすくなる?ってところでしょうか。つまり、上得意客として優遇されやすくなるということです。これはなかなか表面には出にくいサービスですが、しかし確実に存在します。日本ではどうかわかりませんが、香港や中国では、上得意客には徹底的に贔屓をするような習慣があるように思います。これがイザというときの強みになる、かもしれません。まあ、あまり期待はしないほうが吉かもしれませんけどね。
理由その3.台湾発券
ビジネスで旅行をしていると、突如スケジュールを変更する必要に迫られる場合もあります。トラブルでさらに数日長く滞在しなくてはならなくなった、とか。この時、手持ちの航空券が日程変更に対応していないと、新しく航空券を買い直す必要があります。日本で発見されるディスカウント価格の航空券は、殆どの場合日程変更に対応していません。間際になって新しく航空券を買い直す場合は、正規価格での購入となってしまう可能性が高い。そしてそれはディスカウント価格の2倍から3倍近い価格になります。
このような事態に備えるため、今回の出張から発券を台湾にしてみました。台湾にも拠点のあるキャセイだから、こうした発券がWEBで簡単にできます。
日本発券の名古屋、香港間のディスカウント航空券のほうが安いですが、その代わり自由な日程変更オプションが付いています。今回もちょっとトラブルがあったために予定を変更するかどうか判断を迫られ、結局オリジナルのスケジュールで帰ってきましたが、イザという時に予定が変更できるのは心強いです。
理由その4.その他
基本的に香港を拠点に移動しているので、やっぱり香港発の路線便を多く持つキャセイが使いやすいです。今年はおそらくマレーシア、タイ辺りに行く予定が入りそうなので、その時には香港経由とするつもりです。そのついでに、香港で仕事もできますからね。
あと、キャセイの特典航空券は、片道から発券できるんですよ。イザという時の緊急時用にこれが使えると助かります。
あとは、ええと、WEBサイトが結構使いやすいってところでしょうか。JALは見た目にも複雑であまり好きではありません。
こんなところです。いずれ香港に移住するときが来たら、その時は真のキャセイヘビーユーザになるでしょう。しかしダイヤモンドメンバーって、どうやったらなれるんでしょうねぇ… 飛行機の上で生活しているとしか思えない。
Nobu
特に香港人の方の間でよく知られているのですが、とにかくキャセイはマイルが貯まらない。会員ステータスもなかなか上がらない&維持しづらい。しかもキャセイは香港が本拠地ですから、日本人である私にとっては”陸マイル稼ぎ”が極めて不利、と逆境だらけで何も良いことが無いようにも思えますよね。
事実、いっそここらでJALマイルに変えようかしら、と思ったこともありました。私の友人にJALのヘビーユーザがいるのですが、特に去年は異常とも思えるJALマイルの大盤振る舞いにウハウハしているのを目の当たりにして、正直かなり羨ましかった。現在は名古屋ー香港路線はCXしかなく(台北経由のCIは除く)、しかもそれらは全てJALとの共同運行なのです。じゃあ別にJALでいいじゃん。陸マイルもバンバン貯まるぜ〜、と思っても不思議ではない。ちなみに全日空は香港行き路線がないので対象外。
でも私はあえてキャセイを選びます。理由もちゃんとあるのです。
理由その1.香港での待遇
私は仕事柄、香港を拠点として中国、アジア各国へ移動する機会が多いです。なので大抵香港国際空港を利用します。香港では街中の空港特急駅でチェックインができるようになっていて、空港内のチェックインカウンターと同等のサービスを受けることができます。当然ながらキャセイのカウンターが一番充実しており、営業時間も深夜まで対応が可能となっています。
キャセイは香港のフラッグシップキャリアとあって、香港内でのカスタマーサービスにもかなり力を入れています。私は過去、幾度も彼らに助けられました。例えば、
・すでにチェックインしている飛行機を乗り過ごし、九龍駅のカウンターで新規航空券の手配を行った。しかも深夜。
・通常では機内持ち込みのできないサイズの荷物を、機内持ち込みができるようにその場で確認&手配をしてもらった。
・香港->台北、台北->名古屋、の2種類の航空券、片方は特典航空券でもう片方は台湾発券の12ヶ月オープン、のようなややこしい組み合わせの航空券を一括でチェックイン処理し、荷物は最終目的地まで届くように手配してもらった(ちなみに名古屋のCXカウンターでは断られた)。
仮にこれがJALだったとしたら、そもそも深夜まで街中のカウンターに職員が待機していないです。面倒なアレンジも、現地だから素早く確実に対応できた、と思っております。日本のカスタマーサービスへ電話して確認して、なんて言われても、困っちゃうケースだってありますよね。やっぱり直接対応してもらえるのはありがたい。
理由その2.マイル、登場回数が稼ぎやすい
先に「キャセイはマイルがたまりにくい」と書いていしまいましたが、実は半分本当で半分はウソでした。陸マイルは貯めにくいです。これは本当。ポイントは、実搭乗でカウントされるマイル、搭乗回数はJALより貯めやすいということです。キャセイはディスカウント価格の航空券でも、100%実搭乗マイル&回数がカウントされるのです。JALだと50%です。これが何に効いてくるかというと、マイレージプログラムの会員ステータスを上げるのに役立つのです。
キャセイのマイル会員ステータスはシルバー、ゴールド、ダイヤモンドの順にランクが上がっていくのですが、これらはすべて実搭乗マイルもしくは回数のみ評価対象となるのです。つまり、クレジットカードなどで稼ぐ「陸マイル」は評価対象外、なのです。
マイル会員のステータスが上がると、いろいろと特典があります。分かりやすいのがラウンジの利用資格。しかしそれより強力なのが、ビジネスクラスへのアップグレードに適用されやすくなる?ってところでしょうか。つまり、上得意客として優遇されやすくなるということです。これはなかなか表面には出にくいサービスですが、しかし確実に存在します。日本ではどうかわかりませんが、香港や中国では、上得意客には徹底的に贔屓をするような習慣があるように思います。これがイザというときの強みになる、かもしれません。まあ、あまり期待はしないほうが吉かもしれませんけどね。
理由その3.台湾発券
ビジネスで旅行をしていると、突如スケジュールを変更する必要に迫られる場合もあります。トラブルでさらに数日長く滞在しなくてはならなくなった、とか。この時、手持ちの航空券が日程変更に対応していないと、新しく航空券を買い直す必要があります。日本で発見されるディスカウント価格の航空券は、殆どの場合日程変更に対応していません。間際になって新しく航空券を買い直す場合は、正規価格での購入となってしまう可能性が高い。そしてそれはディスカウント価格の2倍から3倍近い価格になります。
このような事態に備えるため、今回の出張から発券を台湾にしてみました。台湾にも拠点のあるキャセイだから、こうした発券がWEBで簡単にできます。
日本発券の名古屋、香港間のディスカウント航空券のほうが安いですが、その代わり自由な日程変更オプションが付いています。今回もちょっとトラブルがあったために予定を変更するかどうか判断を迫られ、結局オリジナルのスケジュールで帰ってきましたが、イザという時に予定が変更できるのは心強いです。
理由その4.その他
基本的に香港を拠点に移動しているので、やっぱり香港発の路線便を多く持つキャセイが使いやすいです。今年はおそらくマレーシア、タイ辺りに行く予定が入りそうなので、その時には香港経由とするつもりです。そのついでに、香港で仕事もできますからね。
あと、キャセイの特典航空券は、片道から発券できるんですよ。イザという時の緊急時用にこれが使えると助かります。
あとは、ええと、WEBサイトが結構使いやすいってところでしょうか。JALは見た目にも複雑であまり好きではありません。
こんなところです。いずれ香港に移住するときが来たら、その時は真のキャセイヘビーユーザになるでしょう。しかしダイヤモンドメンバーって、どうやったらなれるんでしょうねぇ… 飛行機の上で生活しているとしか思えない。
Nobu