以前から度々香港のプリペイドSIMカード、3HKのHSDPA Broadband Access Rechargeable SIM について取り上げてきました。

HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card を購入するには

なにせお手軽で安く3Gデータアクセスができるとあって、私は香港に来るたびにプリペイドのバウチャーを買っては残高を増やして使っていたのです。日本円にして300円程度で、一日定額の無線データアクセスができます。100HKDのバウチャーを使えば1回の滞在で十分事足ります。

今回の滞在では、ちょうどこれまでの残高が切れてしまったので、新しいのを1枚買ってみました。私のこのSIMの電話番号を誰かに伝えていたわけではなく、ただデータ通信にのみ使っていましたので、番号が変わってしまっても全く問題有りません。さて、新しいソレを買ってみて幾つか新発見がありました。それは、

・マイクロサイズとして使用できるよう、切り込みが入れてある。
・近所の7-11に売っていた。

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今やSIMカードは従来のサイズ(ミニサイズ)とマイクロサイズの両方に対応していると聞いたことはあったのですが、こういうことだったんですね。最初からマイクロサイズの切り込みが入っていて、指で押し出すと取り出せるようになります。なお、一旦取り外したものを再び元に戻してもピッチリハマりますので、私はiPhone4(マイクロサイズSIM)とイーモバのポケットWiFI(ミニサイズSIM)の両方で使っていました。ただし、同じようにしてiPhone3G、3GS(共にミニサイズSIM)で使うのは避けたほうが良いでしょう。何かの拍子に外れてしまったら取り出せなくなってしまいます。

このマイクロサイズSIMがあればiPhone4でプリペイドデータ通信が利用できるようになりました。これまでは移動中はイーモバのポケットWiFi(D25HW)を使っていたのですが、D25の電池消耗が異常に早く一日も持たないために、非常に不便だったんですね。これがハンドセット直挿しで使えるとなれば、電池消耗をそれほど気にせず(少なくとも1日分は)使えるのでずいぶんと助かります。あとちょっとした想定外が、国際電話もちゃんとできるんです。以前は使おうとして結局ダメだったような気がしていてあきらめていたのです。なのでiPhone4だけでデータ通信、国際電話がプリペイドで使えるようになりました。もう本当に、日本で使っているのと変わらないです。

なお、現在メイン機として使っている4Sはソフトバンクモデルなので、海外のSIMカードを使うことはできません。海外にいるときは、日本からの着信受けのみに使っています。

ということで、これまでの海外滞在時の持参デバイスは、
・iPhone4Sソフバン(日本からの着信受け、WiFiを使ってデータ通信)
・iPhone3G香港(香港/中国のダブルナンバーSIM)
・ポケットWiFi

だったのが、今後は、
・iPhone4Sソフバン(日本からの着信受け)
・iPhone4香港(香港番号、3Gデータ通信)
・iPhone3G香港(香港/中国のダブルナンバーSIM)

と、なりました。うーん、別に荷物が減るわけじゃないんだなぁ… 3Gは4のプリペイドSIMの具合によっては補欠に回せるかもしれません。なにせ、3GのダブルナンバーSIMは香港の取引会社に頼んでポストペイド(月額契約)にしてあるので、残高がなくなって電話ができねぇ!ってことが無いのが利点なのです。ただ、この辺りは検討の余地ありですね。

一つ残念だったのが、やはりテザリングには対応していなかったということ。これは是非対応していただきたいです。 香港のホテルはブロードバンドアクセスが無料じゃないところも結構有りまして、これが意外と安くないんですね。今回滞在したBPインターナショナルもそうでした。なのでホテルにいる間は、このSIMカードをもともとあったミニサイズのプラスチック枠に嵌めこんで、ポケットWiFiに入れて使っていました。テザリングができればこの手間もかかりません。

あと、ちょっと以外だったのですけど、ホテル前の7-11でフツーに購入できたこと。以前はコンビニはおろか市内の3HKショップでも買えませんでした。先達広場で探すか、一番確実なのは空港のショップだったのですけど、それが街中のコンビニで買えるなんてねぇ… 便利になったもんです。

今週末に再び香港に行ってきますので、更なる使い勝手の検証を行なってきます。というか、実は帰りの空港でone2freeのプリペイドカードも買ってみたので、今度はこっちを使ってみようかとも思っています。

nobu