そんなわけで、続きです。こちらでは作業に必要な機材をご紹介します。

最初にちょっとした情報なのですが、この、紙の本をスキャンして電子化すると言う作業のことを、ネット界隈では「自炊」と呼ぶらしいです。そう、一人暮らしで自分の食事を自分でまかなうという、あれのことですね。日本語って本当に自由なんだなぁ。

さて、その自炊に必要な機材ですが、これはもうすでに事実上の定番商品と言うものがあります。それが、以下の2つ。

◆裁断機
プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106
プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106

◆ドキュメントスキャナ
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500


これらどちらが欠けても、快適な自炊生活はできないと断言できましょう。まあ、本当は裁断機、スキャナも適当なものでいいんですけど、上記の商品は評判も高く、私も実際に使ってみてものすごく満足しているのでご紹介申し上げた次第です。一つずつ解説しましょう。

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裁断機ですが、そもそも日常生活に置いて裁断機を吟味して購入する、なんてことはまずありえない。仮にそんな人がいたら余程の文房具マニアか変質者、いわゆる裁断魔す。「自炊」よりにわかに脚光を浴び始めた裁断機ですが、そんなわけで良質な裁断機の情報というのは極めて限られていると思われます。だから正直申し上げまして、この機種以外に何かいいものがあるの?と聞かれても、わからん、としか言いようがありません。だってそんなにいろんな機種を試せるわけじゃありませんからねぇ。せいぜい職場にあるものを使ってみた、くらいでしょうか。そういう意味でも、この裁断機が表舞台に姿を表したのは奇跡といってもいいでしょう。地味にいいものを作っていれば、いつかは報われるといったところでしょうか。

そんなわけでプラスの裁断機です。なんとこの裁断機、定価で4万円以上するにもかかわらず、Amazonの文房具・オフィス用品で2位という超絶売れ行きぶり。メーカの担当者は狂喜乱舞しているに違いありません。おそらくホリエモンのブログで紹介されたのがきっかけでしょう。いやそれにしても凄すぎる・・・。

しかし値段以上に実際の使い心地や機能が充実しています金額以上の満足感を得られるのは間違いありません。実際に裁断する様子をお届けしましょう。

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業務用の風格が漂う

でかくて重いので、置き場所の確保が最大の課題です。私は事務所に置きっぱなしにできるのでいいですが、家庭で使う方にはちょっと頭の痛い問題かもしれないですね・・・。

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今回犠牲(?)になる本

 

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レーザービーム!

なんと、裁断ラインにLEDレーザー(?)のガイドラインを照射する機能がついております。これが超絶便利!このラインを切りたい場所に合わせ、あとはズドンとギロチンを降ろすだけです。

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レーザー光のガイドに合わせて固定します


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裁断面 めっちゃキレイ


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どっちが裁断した方かわかりますか?

どうですか、すごいでしょう。あまりに見事な裁断面に、うっかりするとどっちが裁断した方なのかわからなくなります。いわゆる「返り」も全く見られず、ほんとうにキレイにカットされています。この高品質な切断面の確保が、次の作業のスキャニングに非常に大きな影響を与えるわけです。「返り」が無いので紙束の紙離れが非常に良い、つまり、紙が引っかからずにスキャナに吸い込んでいくんです。これとっても大事ですよ。

レーザー光で位置を決め、安全装置を外しギロチンをゆっくり降ろすと、ゾリリッ・・・という確かな手応えが伝わってきます。そして「ぷつっ」という最後の一糸が潰えた感覚を覚えると、あら素敵、キレイに裁断されているじゃありませんか。これは正直クセになります。用もないのに「何か裁断するものはないか」と探してしまいます。本当ですよ。

さて、この裁断にあたっての注意点をいくつか申し上げましょう。

・ホチキス針は取っておきましょう。刃が欠けたら大変です。
・ゆっくりと、確実に、最後の「ぷつっ」を確かめましょう。
・レーザーポインタのスイッチはこまめに切りましょう。

いずれもマニュアルに書いてあったことです(たぶん)。あとは、まあ、当然と言えば当然なのですが、指その他体の部位を誤って切断しないように気をつけてください。やたらと本体が重いので、持ち運びにも注意が必要です。重量のバランスが悪いんですよ。刃側に偏ってる。

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ドキュメントスキャナ。これもネット界隈で大変に評判の高い、富士通のScan Snap です。このScan Snap と言う奴は昔から評判の高いドキュメント読み取り用スキャナでして、たぶん10年以上前からシリーズが続いていると記憶にあります。実は私が現在自炊用に使用しているのは5年くらい前に購入した古いモデルでして、当時は名刺を読み取るためだけに購入しました。

実のところ、買ったはいいけどスキャナにかけるほど大量の名刺をもらわなかったため、あまり活躍の場を見出すことができずお蔵入りしておりました。ところが、このところの自炊ブームにより突如降って湧いたように先発メンバーへ昇格することになったのです。

最新のモデルでは超音波(!)で複数枚巻き込みを防止するなどの機能が備わっているようですが、この古い機種でも十分に使えます。ドライバもちゃんとアップデートされていますので、最新のOS環境でも安心して使用できます。

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mac-mini (Power PC) とScan Snap


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本体アップ 古いモデルでも現役で活躍中!

ちなみに、こいつを接続しているmac-miniですが、これも使い道が無く干されていたのを「自炊」専用マシンとしてロースター入りを果たしました。このminiはメモリ、HDDが換装してあり、なかなかに金のかかったマシンだったのですが、いかんせん、Power PC という時代遅れのアーキテクチャでは最新のOSを載せることすらできません。だからこそ余計に新型が欲しくなったりするわけですよ。

閑話休題。
さて、このように素晴らしい2台があれば、間違いなく快適な自炊生活を送ることができます。次回は、ソフトウエアの設定方法などをお伝えしましょう。

Nobu