iPhone片手に香港・中国を飛び回れ!

iPhone、Macintosh、海外携帯電話をフル活用しながら香港・中国を飛び回る私nobuが送るレポートブログ。日本と外国を行き来しながら、どうやってiPhoneを有効に、かつ愉快に活用できるかを日々考えています。

2010年04月

中国にて China unicom の3GプリペイドSIMを購入

先日上海に行ったときにwoブランドのショップを見つけ、もしやプリペイドの3G-SIMが無いかと立ち寄ってみたら、見事にゲットできましたのでその報告です。iPhoneにこいつを差し込んで、人民公園からmixiやYahooにアクセスできましたよ。


報告の前に、まずは簡単な予備知識から。

中国でiPhoneをバリバリ使いたい!と思ったら、China unicom(中国聯合通信)の提供する3Gサービスを利用することになります。業界第一位のChina mobile の3Gサービスは通信規格が異なるため使えません。で、China unicomの3Gサービス専用のブランドが、wo沃・3Gという名前なんです。

wo_shop


人民公園の地下街にあったこのショップで私は無事SIMカードをゲットできたわけですが、購入から設定まで結構時間がかりました。そのプロセスはといいますと、

1.店に入ってデータ通信のできるプリペイドSIMがあるかどうか聞く。
2.店員で一人だけ英語のできる兄さんがいた。
3.番号を選んでカードを購入。
4.初期設定をやってもらう。
5.料金プランを一番安いものに変更してもらう(これが一番時間がかかった!)。
6.バイバイ。

カードを買うだけならすぐに完了します。なぜか料金プランの設定にやたらと時間がかかりました。その理由はといいますと、料金プラン設定変更を行うには、このSIMを差し込んだiPhoneからwoサービスホットラインに電話をするわけですが、これがまた自動応答ではなく、担当者が直接出て対応してくれるというものなんです。で、その担当者になかなかつながらなくて、手間取っていたようでした。

それより何より、この兄さんがiPhoneを触ったことないようでして、いちいち操作に手間取っているのが微笑ましかった。私が操作を教え、彼がサービスに電話をする、まさに二人三脚でこのジョブを遂行したのです。



今回私が選択した料金プランはといいますと、

・WCDMA(3G) 66元 学生プラン
・毎月66元
・国内通話50分
・データ通信300MB

というもの。マニュアルは漢語オンリーなので完全に内容が理解できません。マニュアルをスキャンしたものをアップしておきますので、必要な方はそちらも御覧下さい。

wo_1wo_2wo_3


wo_4
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ちなみに、「学生プラン」とあるのですがべつに誰でもOKみたいです。青春18切符みたいなもんでしょうかね。なお、これの一つ上のプランですと、毎月96元となりまして、こちらは国内通話が240分になるのと、超過通話分のレートが0.15元/min(学生プランだと0.20元/min)になる程度で、データ通信に関しては全く同じです。なので、データ通信だけを使いたい向きには学生プランは最適ですね。

残高確認やリチャージなんかは、10010に電話します。ななななんと、日本語でのサービス対応もあるんですよ!! こいつは驚いた!! ちょっとたどたどしい対応でしたけど、問題なく意思の疎通ができます。すげぇなぁ。

中国でiPhoneは当分無理かなー、って思っていた矢先のナイスなプリペイドSIM発見だったので、とっても得した気分です。上海万博などにお越しになる方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ところでこれって、広東省でも使えるのかな? 次回はそのあたりを検証してみます。

Nobu

PCCWのWiFiサービスを使ってみた

iPhoneを片手に香港を歩き回っていると、いろんなところで目にするのが、PCCWのHotspot。ネットに接続しようとすると大抵の場所でPCCWを拾いますからね。ものすごい普及率です。

もしかしてこのWiFiサービスがあれば3G接続なんて必要ないんじゃないの? と思った私は、早速試してみることにしました。

香港国際空港の到着ロビーにある7-11で、PCCWのWiFiバウチャー(プリペイドカード)はあるか? と店員のおっちゃんに聞くと、「無い」との答えが。おかしいなぁ、コンビニで気軽に買えるんじゃなかったのか? その時はあきらめて、別の日に上環のMTR駅にある7-11に行くと、店外の広告にそれらしき商品が掲載されているじゃありませんか。早速店員に聞くと、「ちょっと待って」といって探して出してきてくれたのが、これです。

wifi


158HKD。これの中にカードが入っていまして、コスると英数字が現れる様になっており、そいつがIDとPWです。これで、30日間、PCCWのWiFiが使い放題になると良わけです。早速試してみました。

◆便利だと思ったところ
・速い
・SoftbankのSIMを差したまま、ネット接続ができる

◆イマイチなところ
・バス、電車などで移動していると切れる
・WiFiスポットが切り替わる度にID、PWを入力し直さなくてはならない

結論から申し上げますと、3Gの代わりとするのはいささか無理がありそうです。iPhoneを持っていつでも気軽にネット接続したい、というときに、わざわざHotspotを探すのも興ざめです。つーか、接続が切れる度にID、PWを入れ直す必要があるというのが非常に面倒くさい!

そんなわけで、携帯電話機での使用はおすすめできません。腰を落ち着けてラップトップなんかを使うには良さそうですけどね。

ちなみに、今回私が使ったのは158HKD/30日間でどんなデバイスでもHotspotが使えるというプリペイドカードでしたが、使用するデバイスを1個に限定すれば、移動機なら28HKD(3HKと同じだ!)、ラップトップなら48HKDで、1ヶ月使い放題となるプランもあります。ただ、こちらはクレジットカードでの支払いで、初期登録がちょっと面倒ということもあって、なかなか気軽に使おうという気にはなりませんでした。

PCCW WiFi メインページ (要Flashなんです、いまどき! だからiPhoneから見られない!

Nobu

HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card 購入編、WiFi編

これまたよく問い合わせがあるんですが、3HK-HSDPA-SIMってどこで買えるのか。答えは、香港国際空港出発ロビーのフロアにある3HKの店。ここが一番確実です。市内の3HKショップで購入できた試しがありません。香港に到着後、到着ロビーから階上に移動して、このショップを目指します。しかし、到着ロビーにもSIMカードが買えるショップがあってもいいと思うんですけどね。7-11はありますが。

3HK


ここです。E列の奥に行くと見つかります。ここで、「このSIMカードが欲しい」といって、例えば商品写真などを見せると確実に買えます。時々、残高補充用のプリペイドカードを渡されるときがあるので、商品をちゃんとチェックして買いましょう。

simcard


これです。以前買ったときにはHKD68だったんですけど、今回は98でした。違いは、最初から入っている残高だけですけど。

ちなみに、空港以外では、ワンチャイの電脳中心で売っているのを見ました。一緒に行った友人が、USBモデムを購入した際、店の人が「これも要るかい?」って出してくれたんです。単品で買えるかどうかはわかりませんが、参考までに。


*******

このSIMカード、オプションでWiFiが使用できます。利用方法はとってもかんたん。SMSで 503106 に空メールを送ればOK。しばらくすると、PWとIDがSMSで送られてきます。IDはこのカードの電話番号なんですけどね。料金は1ヶ月で28HKDです。

で、実際に使ってみて分かったことは、思いのほか活躍する場が無いということ。3HKのHotspotは、マクド、スタバ、ショッピングモールがメインとなっており、MTRの駅なんかでは使えません。これがまた、意外と「無い」って感じるんですよ。

3HK hotspot locator

また、3HKの3G接続が好調だったせいか、特にWiFiを必要とすることはありませんでした。一日街中をうろうろしていましたが、3Gで事足りましたからね。MTRやバスで移動しているときなんかは、WiFiだとダメですね。切れちゃうから。

結構使い道に困るサービスだなと思いました。

Nobu

HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card 設定編

比較的問い合わせが多い、3HKのHSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card(以下、3HK-HSDPA-SIM)について、改めて設定についてまとめてみることにしました。先日香港に行った際に、実際に新品を購入して手順を確認しています。ここでは、iPhone3GSを使って開通するまでを解説します。

1.SIMカードをセットする
iPhone本体からSIMカードを取り出し、購入した3HK-HSDPA-SIMを装着します。

setsim


写真ではクリップを”取り出し穴”に突っ込んでカードトレイを取り出していますが、ちゃんと純正の器具もありますからね。なくすとイヤなのでクリップを使っているんですよ。

※注意:
トレイを取り出す際に、iPhone本体を縦にしていると、まれにSIMカードが本体内部に落ちてしまい、カードが取り出せなくなる恐れがあります。必ず本体を寝かせた状態でトレイを取り出すようにしましょう。

なお、トレイやカードの装着状態が緩いと思われる場合、例えば、衝撃などでSIMカードが時々認識されなくなる場合は、日本で購入した製品ならAppleショップへ行けば交換の対象となるはずです。


2.APNの設定
3HK-HSDPA-SIMをセットすると、自動的に認識され、APNが設定されます。しかし、この状態ではiPhoneなどの携帯電話機では通信ができません。このため、APNを設定しなおす必要があります。

setting


iPhoneメニューの「設定」より、「一般」「ネットワーク」「パケット接続」を選びます。ちなみに、Softbankの黒SIMを装着している状態ですと、パケット接続の項目は表示されません。ここに記載されているAPN(最上段のものだけでOK)を、ipc.three.com.hk に変更します。最初のmobile をipc に変えるだけですね。


3.自動的にアクティベーションが完了する
この状態でしばらく待つと、やがてSMSが飛んできます。

reply

1つめ、2つめのフキダシには、
「アクティベーションに成功しました。電話番号は********、残高が90HKD、有効期限は2010年10月8日の23時59分、チェックディジットは*、パスワードは******。」と繁体中国語と英語で書かれています。

3つめのフキダシには、
「サービス対応電話1753175およびSMSは、現在中国語に設定されています。もし英語にしたければ##107*2#を押してください。」と書いてあります。

4つめ、5つめのフキダシには
「安心してモバイルネットサーフィンを楽しんでいただけるよう、データ通信は日額28HKDで無制限に接続していただけます。また、月額では298HKDを超えて課金されることはありません。」というような意味の内容ですね。

これで心置きなくiPhoneで3G接続ができるようになりました。ちなみに、ここで言うところの「日額」とは、00:00から23:59までのこと。つまり、朝早く接続を開始したほうがオトクだということ。「月額」は月内の同日から翌月の前日まで。ちなみに、28,29,30,31日に使用を開始すると、どの場合でも翌月の27日までとなります。

また、「有効期限」は、残高をチャージするとその場で180日延期されます。


4.設定を英語にしてみましょう
この辺りは好みなのですが、サービス設定の言語を英語に変更しておくことにします。上記のアクティベーションSMSの中にもその設定方法が書いてりましたので、その通りにやってみます。

changelng


##107*2#とダイヤルするだけです。すると設定完了のSMSが飛んできます。なんでこんなことをするのかと言いますと、例えば残高照会などをするときに、サービスデスクに電話を掛けるか(自動応対)、SMSを飛ばして返信してもらうか、どちらかを行うんですね。これも私の個人的な事なんですが、SMSはまだ中国語でもなんとか読める(というか推測する)んですけど電話応対だともうダメ。まだ英語の方がマシだろう、というレベルなんです。


5.残高照会をしてみましょう
最後に、残高照会の方法をおさらいしておきます。ここでは空SMSを飛ばして返信して貰う方法を取り上げます。

inquiry


こちらも極めて簡単。503175に空SMSを送ると、このSIMの電話番号、残高、有効期限、パスワードなどが送られてきます。なお、iPhoneでは完全に空のSMSを送ることができないので、スペースやなんでもいいので1文字を入力する必要があります。

いかがでしたでしょうか。このように簡単便利な3HK-HSDPA-SIMですが、iPhoneと組み合わせるとより一層活用することができます。

Nobu

国内外からiPhoneで国際電話をかけるのに便利なアプリ

私が常用しているとても便利なアプリをご紹介しましょう。私にとっては「通話」ボタンと同じくらい重要なアプリなので、Dock(画面下部にあるアイコンが4個並ぶところ。頻繁に使う機能を置いておくのに便利)に置いています。

日本からiPhoneで国際電話をかけることがよくある、また、海外から日本に向けて国際電話をかけることがよくある、といった方にとって、とても便利なアプリです。

Edit Before Call/SMS

ec02


具体的に何をするアプリなのかと言いますと、

・指定した番号を電話番号の前に付加して電話かけることができる

というものです。例えば、03で始まる電話番号があるとすると、最初の0を取り除いて、代わりに+81を付け加えて電話をかける、というのをボタン一発で行うことができます。

普段日本で使用している電話帳には、日本でそのまま使える電話番号、つまり、0から始まる番号で登録されていますよね(中にはそうじゃない人もいるかもしれませんが・・・)。その番号のまま、海外に行って現地のSIMを使ったりして日本に国際電話をかけようとすると、いちいち最初の0を取って、+81(もしくは通信事業者の国際電話指定番号と日本の国番号)を付け加えてかけなきゃならない。自宅や知り合いに、たまにかけるくらいならいいんですけど、取引先への電話となると、これはもう、結構な手間になります。

かといって、日本にいる時から、電話帳に+81から始まる電話番号で登録しておくと、Softbankでは現状これで国内通話をかけることはできません。

<余談ですけど、海外では(少なくとも香港中国では)+852や+86などの国際電話用の番号をつけておいても、国内で通話できます。というか、通話していましたけど! もしこれで何か問題があるようでしたら、だれか指摘してください!!>

そんなわけで、国際電話をより簡単にするために便利なアプリ、それがこのEdit Call なのです。以下に、その手順を解説いたします。




◆海外から日本に電話をする場合
※前提として、日本の電話番号は0から始まるものが登録されているものとします。

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Edit Call を起動し、「連絡先」から電話をかけたい番号を呼び出します。このあたりは、通常の「通話」と同じ手順です。ダイヤル履歴もあります。あ,ちなみに私は、電話をかける時には、緑色の「通話(call)」ボタンから番号を呼び出しています。この辺りは人それぞれでしょうね。

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で、番号を選択すると、通常の「通話(call)」でしたらその場で発呼されるのですが、Edit Call では上記の画面となります。ここで、予め設定しておいたルールに基づき、番号が付加されます。私の場合は、海外から日本国内にかける場合、0を取り除いて+81を加える、というルールを設定してありますので、画面上の一番下のルールを適用します。この番号をタップしますと、その場で電話がかけられます。

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ちなみに、これがそのルール一覧。一番下のものは私が自分で設定しました。0を取り除き、代わりに+81を加える、というものです。



◆日本から海外に電話を掛ける場合
※前提として、海外の電話番号には、先頭に+のマーク、それに続き、国番号が記載されているものとします。つまり、香港の 1234 5678 という番号があるとすると、+852 1234 5678 というように登録されているということです。なんでこんなことしてるかといいますと、海外にいれば、国内だろうが国外だろうが、この番号で自動的につながるからです(私の場合は香港、中国しか知りませんが・・・)。最初の+は、国際電話識別番号が自動的に当てはめられます。つまり、日本で言うところの010ですね。通信事業者によっては、この+の部分を、独自の番号に当てはめると、通信代が安くなりますよ、ってのもありますが、まあ、私の場合は面倒なのでそのまま+、つまり、デフォルトの状態で使っていると言うわけです。ちなみに、Softbankではこの+を010に自動的に置き換えてくれる、ということはやってくれません。だからこのアプリが必要になるんです。

閑話休題。
さて、日本から海外へ電話を掛ける場合ですが、ここでもEdit Call が活躍します。

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中国にいる私の友人に電話をしたい場合、まずは通常の「通話(call)」と同じように、連絡先から番号を選択します。

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今回は、+86とあったものを、Softbankから電話をかける時のルール、010 86 に変更する必要があります。真ん中のルールがそれに対応していますので、これを選択しますと、自動的に番号が変更されて発呼されると言うわけです。

いかがでしょうか。意外と面倒な電場番号の修正作業が、このアプリを使うことによって簡単に解決できてしまいます。まさにiPhoneならではの便利アプリです。



<補足>
といいますか、本当だったらSoftbankが国際ルールに合わせていなきゃならんでしょ、というお話なんですよね。Edit Call が便利なツールとは言え、一手間増えるのには変わらない。願わくば、すべての番号を、”+国番号”で始まるものにしておいても問題なく使えるようにあって欲しいです。
Nobu
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プロフィール

nobu

タカハシです。
主に香港、中国華南向けの貿易業を営みつつ、キャラクターグッズの企画生産を業務の柱としています。趣味はiPhoneと香港旅行案内。

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